アバウト: About Us

綿反毛100%を目指して

服の製造工程では、生地を型紙に沿って切り取ったあとの裁断くずが大量に生じてしまいます。 これまでその多くは産業廃棄物として処分されてきました。 別の用途に再利用されたとしてもフェルトや詰め物などになることが多く、 コストや工程の複雑さから服に再生されることはあまりありませんでした。

HANMOではこの問題に向き合うために、服の製造工程で生じる裁断くずから糸を作り、 生地にして服に再生する取組みを始めました。 資源を守り環境負荷を少しでも少なくするために。 裁断くずのコットンが廃棄されることなく素材になって服になる、そしてまた素材に戻っていく。 循環する新しい服のあり方を追求しています。

反毛の糸と生地づくりをお願いしたのは、大阪で100年以上の歴史を持つ大正紡績。 長年培ったコットンへのこだわりをもつ老舗企業です。 希少なオーガニックコットンを世界中から集め、経験を積んだ職人の方が独自の糸作りに取り組まれています。 新たに導入された反毛機で今回の生地を作っていただきました。

縫製をお願いしたのは国内に複数の縫製工場を持つアズ。 肌着に起源を持ち、着心地のよい服作りにこだわりを持つ企業です。

HANMOブランドは、循環する服作りをテーマに集まったサイセーズ株式会社と株式会社博報堂ミライの事業室の共同プロジェクトです。 これまで服作りやブランドづくり、ECなどに関わってきたメンバーが集まって、それぞれの得意領域を持ち寄りながら、新しい循環経済の仕組みづくりを目指しています。